東日本大震災支援活動報告(平成24年11月24~26日/宮城県南三陸町)

平成24年11月24~26日にかけて宮城県南三陸町で行われた復興市に「仏教子ども救援基金」の名称で出店し、子どもの遊び場の提供ための空気トランポリンの設営と運営、ならびに支援者より提供いただいた支援物資を配布致しました。その活動についてお知らせ致します。

私(天徳寺住職)は24日に寺で支援物資とトランポリンを車に詰め込み、10時間ほどかけて仙台駅に到着、そこで東京から新幹線にてお手伝いに来られたボランティアと共に南三陸町に向かいました。

南三陸町では震災後には避難所となっていた民宿(ながしず荘)に宿を取りました。ここは、何度か支援物資を配布したことがあり、民宿として泊まれるようになったため選びました。現在は港の復興のための業者やボランティアの宿泊があり、運営できているとのことです。

 

25日の早朝には郵送しておいた支援物資が車に乗りきれないため、民宿の方に会場までトラックで運んでいただきました。

25日に開催された復興市は、震災後から毎月行われているもので、地元で以前商店や水産物の加工場をしていた方たちが、すこしでも収入になるように、そして町に活気を取り戻す目的で地元の商工会と役所が主催するものです。約30件が参加し、また他県からは支援してきた団体もその輪に入り、復興市は行われます。

当日は快晴のもと、白いテント群の端に巨大な空気トランポリンを立ち上げ、目立つ存在でした。そのわきでは、皆さまより頂いた様々な支援物資を並べました。

配布すると、早い者勝ちの取りあいになりますので、少額ながら値段をつけて販売の形を取り、なるべく多くの方の手に渡るようにしました。

午前中にすべて完売し、売上げの5万円は全額、復興市の主催団体に寄付しました。

空気トランポリンは大盛況で、当日、会場を訪れた小学生以下の子ども達はほぼ全員が何度も遊んでくれました。


また、子ども達には皆さまより頂いたり購入したりした文具やお菓子や絵本等をプレゼントいたしました。


当日は南三陸町の隣町からもご夫婦がお手伝いをしてくださいました。

 

たくさんの支援金と支援物資を頂き、活動が無事に行えましたこと、厚く御礼申し上げると共に、今後とも仏教子ども救援基金の活動にご協力とご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

 

 

平成24年11月28日

天徳寺住職 二神成尊